さいふ

さいふ
I
さいふ【割符】
〔「さきふ」の転〕
鎌倉・室町時代の為替(カワセ)の証書。 わりふ。 きりふ。
II
さいふ【宰府】
「大宰府(ダザイフ)」の略。 また, 大宰府の置かれた地。

「これは筑前の~に居住の僧にて候/謡曲・輪蔵」

III
さいふ【採譜】
民謡など口承されてきた歌を楽譜に書きとること。

「土地の古老から~する」

IV
さいふ【細布】
(1)経緯(タテヨコ)ともに細い単糸で平織りにした綿織物。 足袋・シーツなどに用いる。
(2)上代から中世にかけて, 細い糸で織った上質の麻織物。
V
さいふ【財布】
金銭を入れる布・革などでつくった袋。 金入れ。
~の口を締・める
支出をきりつめる。 節約する。
~の底をはた・く
あり金を全部使い果たす。
~の紐(ヒモ)が堅(カタ)・い
むだな金は使わない。
~の紐(ヒモ)を首に懸(カ)けるよりは心に掛けよ
金銭は盗まれぬように気をつけるよりも, 無駄遣いをしないように心がける方が大切である。
~の紐(ヒモ)を緩(ユル)・める
いつもより金を多く使う。
~を握(ニギ)・る
金銭の出し入れを管理する権限を握る。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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